サイバーホビー(緑箱) #6684 1/35 RSO/3 w/5cm PaK38

RSOは泥濘の中でも行動でき、安価で資源をなるべく消費しない事をコンセプトに開発された装軌式トラクターで、オーストリアのシュタイヤー社によって開発されました。当初はプレス加工の丸みを帯びたキャビンでしたが、本格的に生産が始まると、より簡易に生産できる角形キャビンに移行し、期待通りの性能と生産の容易さから数社が生産に参加し、最終的には各型式合わせて23000両あまりにが生産されたと言われています。牽引能力は1.5トンとの事ですが、10.5cmleFH18榴弾砲(乾燥重量で2トン弱)を牽引しているデモ写真もありますので、短距離の輸送なら牽引可能だったのでしょう。今回キット化された03型はエンジンを燃費の良いディーゼルに交換したのが特徴です。非常に地味なRSOですが、東部戦線はもちろん西部戦線でも信頼性の高い輸送車両として広く使われました。

昔のトミー/イタレリのキット化の刷り込みで、RSOと言うと丸キャビンと言う印象ですが、生産数としては角形キャビンの方が多いようです。ドラゴンのキットは対戦車砲搭載型に続く第二作ですが、完成すると見えなくなるエンジンも真面目にディーゼルタイプに換装、03型は01型とシャーシの構造もかなり異なるため、実は車体下部やフレームも新造されており、転輪や履帯、小パーツを除いて殆どが新規に起こされるという力の入った一作です。

また、従来の金属製フレーム型か、フレームやキャビンの幌枠を木材に変更したタイプ(箱絵は木製タイプ、見本でもより貧乏くさくてRSOらしいこちらで組んでみました)のどちらかを選べる2in1といって良いキットです。こちらも組むと殆ど解らなくなるフレーム形状の違いなども真面目に再現されています。

見本では取り付けていませんが、キャビン側面には窓の開いた側板を取り付ける事も可能です。

木製フレームタイプと金属フレームタイプの最も大きな違いは、金属フレームがオストケッテを荷台の側面に搭載しているのに対し、木製フレームタイプは荷台の前部に収納ラックを設けてここの収納している点です。その他にも細かいところでは、荷台のロック金具がより簡単な構造になっている点も上げられます。

今回、おまけ?として入っているのが5cmPaK38対戦車砲です。こちらは特に金型は改修されていませんが、最近のキットに入っている補助輪もそのまま入っています。この補助輪は牽引車と砲の間に弾薬トレーラーを挟むときに使用され、牽引車と砲を直に接続するときには使用されませんでした。説明書では触れられていませんが、砲の前面下部にある分割式の装甲板の下半分は牽引時には畳まれていました。また、補助輪は使用せずに牽引する場合は、砲架の上に固定される事になっていたようですが、箱絵のように装着せずに牽引している例もあるようです。

今回も完成するとほぼ見えなくなるシャーシ内部も真面目に再現されています。前作ではなぜか入っていなかった燃料タンクも入っています。クラッシュモデルにもどうぞ。

主要ブロックは完成の直前までばらばらにしておけますので、組立・塗装ともに便利なです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3コマ目 P12/A1はここで取り付けないで、6コマで取り付けるE13を取り付けてから接着します(そうしないとE13が取り付けできません)。またこのとき、キャビンを仮組みしてP12/A1との間に隙間が出来ていないかどうかチェックします。

4コマ目 B21の部品番号がランナーから脱落しています。

4コマ目 H6/H7はトリセツのように組み立てるので無く、まずシャーシに取り付け、その他のパーツはH6/H7をコアにして取り付けていった方が位置決めが簡単です。

4コマ目 エッチングMA3の取り付け用穴が少し小さいようです。穴を浚うか、転輪側のボルトの角を少し落とした方が良いと思います。

A25は実際は右用と左用の2種の形状があります。カバーの付いている方が後ろになるよう取付ます。(写真は#6640です)

9コマ目が2つあります。最初に記載されているのが金属フレーム用の説明で、後の方が木製フレーム用です。