DML #6870 1/35 IJA Type97 Medium Tank "Chi-Ha" Early ProductionTEST SHOT
Thank you very much for Mr.Lung.
ドラゴン #6870 97式中戦車”チハ” テストショット

2017年9月5日 記
ドラゴンから9月下旬発売予定のチハ車のテストショットを送って頂きました。全部のランナーが出来上がっているわけで無いため、現時点で組立見本をお見せすることはできませんが、ひとまずパーツの写真をご覧いただき、その凄さの片鱗を感じ取って頂ければと考えています。
製品が量産に入ったら「ひとつ送ります」とも言って頂いたので、その際はお粗末ながら完成見本をお見せしようと考えています。

これはテストショットのため、製品版では修正が入ったりモールドが追加されることが十分予想されます。ご留意の上ご覧ください。

転輪。側面のメーカー名や直径表示はもちろん、スライド金型を投入して、チハ車の特徴である、接地面の窪みが初めて再現されています。
転輪側面のボルトの緩み止めワイヤーの表現もハ号より繊細になっています。


予備履帯。製品版の履帯は部分連結履帯になるとのこと。その部分の金型は現在昼夜兼行で作っているらしいです。


サスペンションのバネもスライド金型で一発抜き。


車体下部。え゛~、チハ車の裏側ってこんなになっていたんだ...と驚く情報量の多さ。既存のキットとは別次元と言って良いでしょう。また、チハ車の側板は3枚の装甲板を繋いで作られていますが、このうち真ん中の装甲のみ両端より一段出っ張っていることが明らかになったため再現されています。

チハ車を製造した当時、日本の工業水準は決して高いとは言えず、メーカーの設計図面の通りに製造して上手くいかない場合は、製造現場で改良(寸法変更)や仕様変更が行われることが日常茶飯でした。こうした変更は現存する実車の丹念な取材によってのみ判明するものです。ドラゴンのチハの情報量が桁外れなのは設計陣の姿勢の現れと言えるでしょう。

車体上面回り。ボルト一本一本まで漲るリアリティに見入ってしまいます。
砲塔リングに埋め込まれたマイナスネジは肉眼では判別しづらいレベル(しかも完成すると見えなくなる)。尖頭リベットの部分とマイナスネジの部分が丁寧に造り分けられています。


初期型車体の特徴であるルーバーも極めて繊細に抜けています。


ケヌ車ではオミットされていた、主砲を防循内で左右旋回させる機構を再現したパーツ。


前照灯、尾灯などはスライド金型を用いた透明部品で一発抜きです。


それでは発売を楽しみに待ちましょう!