タミヤ 1/48 ドイツ駆逐戦車ヘッツァー中期生産型
ヘッツアーは実車の魅力もさることながら模型としての大きさも手頃で、人気も高いと思うのですが、タミヤの模型化はこれが初めてです。一部で先行販売された為、入手された方も多いでしょうが、一般には2/24より発売開始です。
MMVオリジナルの製品も数を重ねることでどんどん手慣れてきた感じで、大変組みやすい部品構成です。
パーティングライン処理はほぼ不要、ゲート位置も丁寧に吟味されているので、ニッパー一本でどんどん組める、有る意味プラモデルの理想に到達したキットでは無いでしょうか。

実車は大戦初期の軽戦車であるチェコの38(t)戦車のシャーシをベースにしているにも拘わらず、4号戦車H型や3号突撃砲と同じ攻撃力を持つ75mm48口径砲を装備した駆逐戦車で、大戦末期には牽引対戦車砲の代わりに歩兵師団にも広く配備されました。また、戦車不足の装甲師団や重戦車大隊にも配備された例もあり、歩兵・戦車のいずれと組み合わせても良いので、情景を作成する際もいろいろ融通が利く車両です。実車は砲が低い位置に装備されていたため、発砲後は土煙で命中確認が困難になる傾向がありました。この為、なるべく複数のヘッツァーで行動し、片方が観測にあたって無線で僚車に命中報告していたようです。情景作りの際はその辺を再現するのも面白いかもしれません。

済みません、ドラゴンのタイガーも完成しないうちに浮気してしまいました。ここまでで2時間50分。平日でも組み立て完了できる素晴らしいプラモデルです。

素晴らしい合い。これはもう既存の概念のプラモでは無く、立体パズルです。せっかくなので直接照準器を開口してみました。

連結式の履帯の合いも文句無く素晴らしいもので、ベルト履帯では得られないリアルさがあります。

ここまで寄っても破綻を生じない精密感があります。

後部フェンダーはあらかじめ外側に垂れ下がった感じに組み上がります。38(t)系のフェンダーは実車でも相当ヤレている物が多く、気の利いた表現です。

組み慣れた方ほど、トリセツは無視して自分なりの順番で組む事が多いと思うのですが、このキットはパズルみたいになっていますので、トリセツの順番で組むことをお勧めします。
なお、A8(サスペンション)はダイキャストと合わせるため、あえて多少の遊びがあります。好みにもよりますが、A8とA6を接着してからシャーシに接着した方が転輪が接地しやすいかもしれません。